アイヌ文化発祥の地であり、アイヌの伝統が色濃く残る北海道平取町二風谷地区。ここで、高野繁廣さんはアイヌの伝統工芸、伝統文様に深くこだわり、名工の図柄を学びながらイタ(盆)、ニマ(器)、マキリ(小刀)などの制作をしていらっしゃいます。
2013年には、平取町二風谷の工芸品「二風谷イタ」(盆)と「二風谷アットゥシ」(樹皮の反物)が、北海道で初めて経済産業省の「伝統工芸品」に指定されました。(伝統工芸品とは、伝統工芸品産業の振興に関する法律により、経済産業大臣が指定する品目の事)
今回、イタ(盆)やニマ(器)、ニソス(木盆)などを届けていただきました。どれも、本当にかっこいい!(かっこいい、という表現はおかしいかもしれませんが・・・)ひとつひとつ手作りの為、数は多くはありませんが、ぜひお手に取ってご覧になってみて下さい。
「イタ」とは、アイヌ語でお盆の事を言います。二風谷に伝承されている、モレウノカ(静かに曲がる形)、ラムラムノカ(うろこの形)等の伝統的アイヌ文様が彫られています。これらは、単に装飾の為だけではなく、身を守る為や愛情を表すよう、心を込めているのです。持ち主が寝ている間も、身代わりとなって、ウェンカムイ(悪神)から守ってくれるといいます。
イタ(正角盆八寸) 胡桃材(オイル仕上げ) ¥12000+税
今回届けていただいた作品は、オイル仕上げや蜜蝋仕上げなど。使えば使うほど、味が出るのも楽しみですね。
こちらのイタは、しまふくろうのモチーフです。
イタ(丸盆8寸)胡桃材(オイル仕上げ) ¥11000+税
こちらは、カラフトアイヌ文様で、組紐文様にうろこ彫りのもの。
ニソス(木盆8寸) 胡桃材(オイル仕上げ) ¥12000+税
イタとニソスは、縁の傾斜や高さがやや異なります。
ニマとは、アイヌ語で木彫りの器の総称です。大きさにより、ポロニマ、ニマ、ポンニマと呼び名が変わります。このサイズは茶托としても。
ポンニマ(小さい木の器4寸) 桂材(蜜蝋仕上げ) ¥2900+税
小さなチーズボードも。
チーズボード(卓上まな板)胡桃材(白木仕上げ) ¥3500+税
裏側はフラットなので、こちらでカットしたりと使い分けてお使い下さい。
ーAch so ne-アソネー
札幌市中央区大通西16丁目3-27 美術館前片岡ビル2F
TEL/FAX 011-676-5008
(お店の場所が判らないなど、お気軽にお電話ください。右横のお問合わせからのご注文もできます。)